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英国王室御用達とは?

王室に納品できる名誉

【ロイヤルワラント】という言葉をご存じでしょうか?【王室御用達】を意味する言葉で、オーストリアやベルギーなどといった王室のある国が、優れた商品やサービスを提供できる企業に認定する称号を指します。
中でも、王室の知名度が高いイギリスには、ロイヤルワラントに認定された企業が数多くあります。皆さんがよく知っているあのブランドも、実は英国王室御用達かもしれませんよ。

誰が認定するのか

イギリスにおいて、ロイヤルワラントを認定することができるのは3人です。エリザベス女王・エリザベス女王の夫であるエディンバラ公・2人の息子であるチャールズ皇太子が、それぞれ認定する権限を持っています。指名された企業やお店は英国王室御用達の称号を名乗ることができ、王室の信頼を得たことにより企業や商品の価値も増すようですよ。年齢や性別、好みが全く違う3人のため、認定されている企業やお店は様々です。アパレルに限らず、食品や文房具など、各々の好みが色濃く反映されたラインナップです。それぞれから認定をもらうことができるため、最大で3つのロイヤルワラントを得ることができますね。チャールズ皇太子がファッション好きということもあって、近年ではファッションブランドの認定が増えたようです。

どんなブランドや企業があるのか

日本でも知名度の高い【バブアー】は、3人からロイヤルワラントを認定されたトリプルクラウンです。オイルドコットンのジャケットが有名なので、聞いたことのある人もいるでしょう。特にエディンバラ公のお気に入りらしく、修理をしながら長年愛用しているようです。近年よく見かけるようになったラバーブーツの【ハンター】も、エリザベス女王とエディンバラ公からロイヤルワラントを認定されていますよ。また、トマトケチャップで有名なアメリカの【ハインツ】や、シリアル食品を製造している【ケロッグ】など、イギリス以外の企業も認定されています。

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奥深いロイヤルワラントの世界

英国王室御用達は一度認定されたら終わりではなく、5年ごとに再審査が行われます。認定と同様、再審査も厳格な基準の元に行われ、不適格の場合は認定が取り消されます。企業はロイヤルワラントにふさわしい品格と品質を保つ必要があるのです。王室御用達の称号は、企業が積み重ねてきた実績と努力の表れとも言えますね。日本では英国王室の威光を感じることは少ないかもしれませんが、普段のファッションにロイヤルワラントの気品を取り入れてみてはいかがでしょうか。お読みいただきありがとうございました。